永久不変
幾つになっても年の瀬になるとこれまでの1年間に想いを馳せてしまう
周囲の人が今年もあっという間だったと口にする中 自分で消化しきれないような事象が続いた2023年はめちゃくちゃに長かった 驚くほどに楽しくてそれと同じくらいしんどかったね
結局私はいつも1人で それでも独りになりたくないから縋るものを探してしまう
心がボコボコに潰れた日に限っていつも誰かの音楽が側にあり涙を浮かべながら坂道を歩く
恐らく音楽は時を越えるし言葉は心を越えない
それは夢想だ、あなたは馬鹿だ大人になれと何度言われても17歳から何も変われていない自分がどうしても信じていたいものがある
自分の正しさを“普通”と呼ぶ人には違和感がある それが私の普通だ 全くくだらない
心臓と脳に埃を積もらせ機能的ではなくなった神経と血管から出す言動に信頼を置ける人で在りたい そして誰かの埃にもなりたいと強く願ってしまう
オールナイトロング
もうすぐ2023年が終わる やり残したことはないかい もしそんな問いかけをされたら不機嫌になってしまう程に何一つ消化出来ていない 1年間かけてもその場を重く苦しい空気にしてしまうくらいだからたった1日でそんなことを聞いてくるかりゆし58はかなり酷だ
対峙した人がTシャツを着ていたのかパーカーを着ていたのかも思い出せないのに履いていた靴の色は鮮明に思い出せる つまりはそういうことで私は何についてもいつも否定的に受け止める
最近「人生 楽しそうだよね」と言われることが増えた 楽しくないと語ればそれはそれは嘘になるけれど あんたの方が楽しそうだよ と卑屈にも思ってしまう
多数がどうでもいいと鼻で笑う物事の偶々を考えてしまうし些細なことに悲しみを覚えて煙草を吸っていたら空気が白んでくることは何度もある それでも他人からそう見えていることは少しだけ嬉しい
家族なり友人なり誰かのことを想って生きてはいるけど あくまでも主軸は自分にあって その喜びを求めていく中で苦しみに気が付いて刻まれたいつかの日を心に留め置く
決してドラマチックでキラキラしているものではないし言うなれば凡庸でかなり寂しい
でも多分そんなもんでいいよ、無理しないで 放っておいて たまにこっちを見て笑っていて
願い
長時間乗っていた車を降車した時東京の街は濡れていた 輝いた日の思い出を綺麗に攫っていき心を詰まらせていることは水溜りになって足に纏わりつくから厄介だ
そんな生活を生きながらもどうしたって自分の中にこびり付く大切なものもあって それを削り取らないように会社に行くし食事を取るし洗濯機を回す
回る洗濯物を見下ろしながらあやふやで繊細なものを守ることができたらいいな、なんて考える 自分には電気で動かされているものをただ見つめることしかできないのに
どうか誰もが認めざるを得ないような正解の形で幸せになってくれませんか 本人だったり近しい周囲だったりが思っている正義はもう果たされているよ
確かにそこに自分は要らないから 少しだけ寂しいけれどすっかり全て洗い流そう
祈りが願いになった時のことだけは忘れないでいるよ
Night Shift
雲が流れていく。数年前に「この人と結婚するかもな」とひとり呟いた男が住んでいた街はもう晴れているだろうかなんて意味のない思考が巡る。部屋に帰ればそのままの形で残る昨日の自分の抜け殻と錠剤のごみ。昨夜から始まった頭痛はむしろ酷くなった。いつか酒に酔って行った占いで言われた言葉を思い返す。新しいことを始めた方が良いと言われた言葉をひとつずつ噛み砕いて階段を降る時に右足から踏み出してみた。心が滑り落ちそうになる。雪が降る街で聴いたインストバンドの音楽が脳を燻らす。明日あなたが住む街は雨でしょうか。
文字通りの魔夏
どのライブもその時一度きりで魅せられるものも見えるものも変わってくる。加えて感じることも人それぞれなので一概に纏めてしまうことはよくないと考えつつ どうしたって7月28日 VyPass.でのワンマン公演は特別に思えてしまうね。それは数ヶ月待ち望んでいたからかと思ったけれどそれは多分一端の理由であの公演自体が私の言葉なんかでは表せないくらい素晴らしかったからなんだろうな。そんなことを言いつつも書きます。つらーーッと残しておきたいんだ
一曲目に虎を選んでくれたベースマン ありがとうね 金一封ものです。私がSULLIVAN's FUN CLUBの虜に墜っこちたきっかけの曲。彼らが考えて決断を下したこのタイミングのど頭に虎を聴けて勝手にシンパシーを覚えてしまった。簡単な言葉になるけどめちゃくちゃに嬉しかったの
「世界から仲間外れのレディ」から始まる新曲が続いて CDを買って歌詞を見た時過去や経歴を私は知り得ないけど人生の過程を垣間見た気がしました。今まで歌っていたずっとずっと 1番好きだった君 だったり 大好きだったあの子 だったりがいつの間にか少女からレディになっていくのかな〜なんて。健全ですごくイイ!!
私にとっては約半年振りのサリバンのライブ 久し振りに聴く教育 DES PINK DATE 高速のBOOT ずっと気持ちよくてかっこよくてフロアも楽しそうで。あ〜〜私この瞬間の為に生きてきたんだよな〜なんて少し感傷的になっちゃったりなんかして。そんな脳の働きとは裏腹に体も動くし心も踊ったね。この日赤いテレキャスを奏でていたレオくんは初めて観た時から私のヒーローなんだ。あなたの弾くギターがだいすきです
mcを挟んでSummer EPの2曲目に収録されているSummer Kid。制作中からsnsで小出しにしてくれていたから随分と期待が高まっていて でもそんな期待を簡単に超えるイントロが届きそこにレオくんの「ねぇ!」が乗っかった時に涙が出たよ。キャッチーで爽やかなメロに耳が行きがち(無論それも良い)ですが 私にとっては詞がどうも重たくて心に突き刺さるの20代半ばでも青春シンドロームを拗らせています!万歳!
弾語りの時から言っているけれど「またね!って無限じゃないから」の発想と言葉選びが秀逸過ぎる 社会に出て働くようになってからは特に実家にはあと何度帰り家族には何度会えるのだろうかなどと考えるし 疎遠になっていた友人と久々に会って昔話に笑い合う瞬間が尊く感じる。今を1番に生活をすることが精一杯だけど 少しは未来のことを見たいななんて願望を持つ今の気持ちにぴったりとはまってしまいました。若い子にももちろんだけど同世代にも届いてほしいな
カズマくんが創ってくれたLET'S GO!!。かなり無骨でどこか危なっかしい だけどそれが大人になった彼らに合っている気がして心地良い。「舵を切り出す」「ただただ前に進んでく」「ブラックアウトの向こう側」「ピースサインで次の世界へ」「一番星のその先へ今日も2人で旅に出よう」「未だ見ぬその先へ」これでもかという程に多用された前向きな言葉たち。この門出にはあまりにも相応しいね。私はそれらに凄んでしまう節があるけれど強く言葉を落とすカズマくんを観ていたら少しだけやれる気がしたよ ありがとう
ヨシカワナオキさんのラジオのお別れ曲だったYOU&I in the Summerは正直包茎治療6.6万円の記憶しかない あと助っ人外国人のパーシー(キャッチャー)
来たる28日豊平川には花火が上がっていたようですがこちらでは火花が散っていましたね。火花のドラムが本当にすきなんだ〜〜〜ドラムプレイの違いって正直分からないところが多かったのだけど タダカズキかっこいいな本当に 特に火花のドラムがすきで 荒れるフロアを横目にいつもカズキくんを目で追ってしまう。火花の主役はあなたです(異論は認める)
ギターを持ち直したレオくんが初めは囁くように言ってその後繰り返した言葉がとんでもなく重たくて 私は当人たちの気持ちを計り知ることが出来ないからこんな言葉だけで片付けることはしてはいけないと思うんだけど心が疼くように嬉しかったよ
レオくんの問いかけに強く頷くカズマくんを信頼したし少し考えたような表情をしてから何度か首を縦に振ったカズキくんが頼もしかったし大きな目が空を刺すペイくんに未来を見ました
昨年12月のワンマンでの発言を経てその言葉を選択したヨシダレオくんは誰よりもかっこよかったな
その言葉に背を押されるように始まった失踪マンのテーマ。私が今大切にしたい人たちの顔が浮かんできて でも私はそれを守り続ける自信が無いから少しだけ怖くなっちゃった。いつも勇気や希望だけを見出す聴き手にはなれなくてごめんね
ここから始まる怒涛のアンコール。終演後に誰かが「アンコールからしか観られなかったけどそこですきな曲全部やってて 逆に本編何やったの?てなってた」と話しているのが聞こえたけれど 私の表情もまたそれを物語っていたかもしれません。でも本編もめちゃくちゃ良かったんだから!!!!観られなかったのちょー勿体ないね!!!!
2023年初めてライブで聴いたDOORはどうしたって大切な歌に変わりがない。私は今までどうしようもない人生を歩んできたから全部の言葉が肩にずっしりと乗る 。疾走感と甘酸っぱさがありながらも絶妙に暗すぎるこの歌をあまり思い出したくない中高生の頃に知っていたら更に拗らせていたかもしれないので大人になって聴くことが出来てよかった DOORを歌う目は少しだけ翳って見えて それもすごくすきだ
そんな気持ちを引きずったまま聴いた未だも線香も楽しい時間のはずなのになんだか少し鬱屈としてしまってステージやメンバーを見られなくなりツーと涙が出た
手の平を掲げるレオくんだけがこの世界に存在するのではないかと錯覚する瞬間があったしカズキくんのカウントを年始のFSR振りに聴いてこれまでの期間が昇華されていったように感じました
12万年振りの暑さが到来したこの夏 花火を見ることは無いかもしれないけど異例の酷暑が訪れている札幌でSEN KOHANA BIを聴けてよかった
2000は誰が何と言おうとずっと“俺たちの歌”であってね。イントロからフロアの拳が上がって 私はそれがすごく眩しくてまた少し目を背けちゃった。「神様より君を信じたいし」という詞はあまりにもヨシダレオくんから出てくる言葉として相応しい気がして沁みてしまう。信じているのではなくて“たい”という願望が含まれているのがいいですよね。そりゃあ私だって自分の考えている通りに生きたいけど理想と現実はいつも異なるの。間奏で「大丈夫 解ってるから」と叫んだギタボの姿は大きくて余計に涙が止まらなかったよ
最後にはときめき。snsなどを見る限り恐らくこの曲を特別に思っている人は多くて それを知ってか知らずかはたまた彼らにとっても他とはまた違う意味を持った曲だからかアンコールの5曲目にビッタリとハマっていましたね。時折り黒目が天井を指したり微笑んだりして歌うレオくんは何だか儚くて消えてしまいそうでした
会場中が望んだWアンコールではボーイとFAST。サマーキッドでもアンコール中でも泣きべそをかいていた人に語りかけるように落とされた「悲しい時には笑うな」は心強くて このバンドをすきになったことに安心を覚えた瞬間でした
FASTは昨年の秋頃からどうしたって唯一無二の曲になっている。私はもうこの歌に歌われるほど若くはないけどいつだって背中を押してくれるのさ。死にたくなる夜も何なら朝も昼もあるけれどFASTを聴けば少しだけ大丈夫にしてくれるの
ステージから伝えてくれた言葉は嬉しかったけど それが無理を強いるものなら私はやめてほしいな。どうか永遠に笑っていてねそれだけなの ありがとうSULLIVAN's FUN CLUB
言葉
確か小学校6年生の頃だったか 国語の授業の中で「語源や成り立ちを考えましょう」という課題が出されたことがあって
同級生たちは自分の名前を選択することが多かったのだけど 当時から捻くれガールだった私はそれを選ぶことが何となく嫌で「言葉」という随分と抽象的なものをテーマとした
主語が大きくなると他者に誤解を与えることがあるように抽象的なワードを選んだことで当時は大変に苦労をして 作られたワークシートの問いに対応した回答は出来かねた覚えがある
結局成り立ちとしては幾つか説があったと思うのだけど 木になる葉には様々な種類があるしそもそも木から繋がるものが人が話すことを象徴するから、なんて纏めた記憶がある
現代は考える前にでもすぐに調べることが出来る環境となっているし 他人の意見や目が気になって仕方がない
それでも考えることとか発信することを辞めたくないなとぼんやりと
受動的に取り込む情報が多い中でも取捨選択をして自分の生活をしたいものです
隣の芝生はいつもフサフサで綺麗な色に見える 他人が持っているものは大体羨ましいし何なら自分の意思とは関係なくそれに合わせてしまおうかなんて邪推が過る
時にはそれも正しいかもしれないけど 享受したものを噛み砕いて理解して それでも理解できないことがあればそれを伝えることができるような風が吹けばいい
自分が納得できる生活をしようね 他人が発する言葉なんて殆どがその人を気持ちよくするだけだから
もう少しの期間だけでも 私は気持ちよく生活を送ります
だからそこで進む道を迷わないで それでも偶に気にかけてください それだけでありがたいね