akaritaguchi

25歳。インスタグラムは体裁でツイッターは軽率です。語尾がバラバラですみません

Night Shift

雲が流れていく。数年前に「この人と結婚するかもな」とひとり呟いた男が住んでいた街はもう晴れているだろうかなんて意味のない思考が巡る。部屋に帰ればそのままの形で残る昨日の自分の抜け殻と錠剤のごみ。昨夜から始まった頭痛はむしろ酷くなった。いつか酒に酔って行った占いで言われた言葉を思い返す。新しいことを始めた方が良いと言われた言葉をひとつずつ噛み砕いて階段を降る時に右足から踏み出してみた。心が滑り落ちそうになる。雪が降る街で聴いたインストバンドの音楽が脳を燻らす。明日あなたが住む街は雨でしょうか。