akaritaguchi

25歳。インスタグラムは体裁でツイッターは軽率です。語尾がバラバラですみません

2021年振り返り

毎年この時期になると 一年あっという間だったと人は言うけれど今年は特にその言葉通りだった気がする

研修の為に壮平さんの新木場ワンマンに行けなかったことには未だに憤りを感じているけど 毎日何かしらの発見がある社会人生活は楽しいし新しい人間関係も構築した

人見知りというのは「逃げ」だと誰かに言われてから妙に納得してしまって その言葉を出さずに生活してみた。初対面の現場でペラペラ話す自分が自分じゃないみたいでウズウズしたけど大人になってしまったな なんて思ったりもした。軽いプレッシャーが心地良いのもここ数年で得た気持ちかもしれない

谷川俊太郎の『シャンパン』という詩があって なんだか慢心ではないかと懐疑的に思っていたのだけれどこの一年で見方が少し変わった気がする 年を経たから愛することに責任を伴わなければいけなくなりそれは重いのだけれど無心ではなく至上の境地にいくのか、と

2021年も文化と言葉がすきでよかった

時々友だちや先輩とお酒を飲んで自分にはない新鮮な話を聞けてよかった

音楽も映画も西洋美術も本もラジオもこれからも深く理解したいし仕事もぼちぼち頑張りたい

今年も出来得なかった恋愛もそろそろしたい

今はこれで良いのかなんて自信を持って書けないけど少し時間が経てば これでよかった〜 と胸を撫で下ろせるような時が来るのかなと思っています……

来年の目標なんて掲げると緊張しちゃうので構えずに言いたいけれど 力を抜いて頑張りすぎない人になりたいな

例年通り 今年の自分がいちばんすきだったけど来年はもっと愛せますように。みんなのことも愛してあったかくいようね 一年間お疲れ様です

 

時間が足りない!

豊田くんの俳優デビューが決まったし佐藤千亜妃リナリアがやっと音源化したし菅田くん演じる整くんのティザーが公開された。Creepy Nutsの土産話が私がいちばんすきな90s後半から00s前半のヒップホップぽくて良いし石井玄のアフタートークがおうちに届いた。職場の先輩と映画や音楽の話をした時に固有名詞を幾つも思い出せなくて心地良い重さを感じた。今週末には遂に横尾忠則の展示を見に行けるし暫くすれば岩井勇気のエッセイが届く。文化と緊張の狭間でのみ揺れていられる のかもしれない。

無味無臭

セーラー服を着ていた頃はそれを脱げば大人になれると思っていた。1秒でも早く高校生をやめたかったし日常に悶々としていた。子どもだからと優遇されることも多いけどそれ以上に規制が多すぎる と辛かった。縛り付けられているために世間から見下され好機も得られない。無意識に皆、そうならないように勉強をして本を読んで文化を学んで運動をして人と交流しているはずだ。私は怠惰な方なので努力も足りていないと思うけれど必死になんとかやっている。男尊女卑はなくならない 何がダイバーシティだ。多様な価値観を認めようと言っているその価値観が曲がっている。年齢や性別や肌の色や宗教や生まれた家の経済環境で全てが決まるし、それを覆す人はゴキブリを手掴みする人より少ないと思う。それなのにそのゴキブリ手掴み人にばかりスポットライトが当たり賞賛される。いくら手足をバタつかせても声はちっとも届かない。偉い人やお金持ちには逆らえない。

『アジアの天使』

ここのところ 自分はすっかり大人になれたしそれに併せてなってしまったとも思っていたけれど 貧乏と余裕とか才能の有無とか人として汚れることとか純粋でいることとか大切なものを守れるかとかこれから知り得るのだろうかな。

どんな待遇を受けても 何より相互理解が大切だ と擦り込む父としての弟や酒と愛だけでどうにかなると言う兄の姿がどうも胡散臭く感じるのだけど それも一理あるよなという展開のつくり方。胡散臭い言葉の羅列も綺麗事も苦手だけどそれに従った方が世の中うまく渡れるんじゃなかろうか。

広告に打たれているように傷だらけで苦しいはずなのにその場面より美しく純な空気が流れるから救われる。

私は(多分)父親である池松壮亮を初めて見たんだけれど よかったな。彼が演じる役は暗いけどすごく強い人が多い気がする。それが彼自身から発せられているのか私には判断しかねるけれどパワーが大きい。ずっと見続けたい役者の一人。

今年は映画の当たりくじをかなり引いている 何かと毎日ギリギリだけど必死に生きていてよかった〜〜

『キャラクター』

公開から2ヶ月、観るか迷っていたけどタイミングがあったので久々の桜木町で🎞

ストーリーに捻りがなくメッセージ性もあまり含まれてないので少し退屈だったけれど菅田くんが得意な(個人的見解)普通の男の子が見れてかっこよかったので良いです。ペンを持つ手と煙草を持つ手の印象が変化していてドキドキしちゃった。昔から言っているけど凡人を演じるのが天才的だなあ 『共喰い』を観た時の衝撃で今でも身体が熱くなる。

夏は映画館にこもるのがかねてから田口家のルールなんだけれど最近は雨が続いてロンT1枚では寒いし久々に美術館に行きたいな ウズウズしてる。アナザーエナジー展も横尾忠則展も行けていない。乃木坂のファッションインジャパン少し行きたかったけど インスタグラマーの聖地みたいになっていて恥ずかしい 行けない。

yonawoの新アルバム『遥かいま』がリリースしたよ〜!

5月のリリース発表時からカウントダウンをして毎日毎日ドキドキ胸を膨らませて心待ちにしていた作品。yonawoをすきになったのはいつだったっけ。冬が似合うバンドだと思っていたけど夏の彼らにもぐんぐん吸い込まれるように惹かれていく。頻繁に行われるインスタライブも野元くんが運転する車内もSAで買う煩い猿も突然歌い出す蒲公英も不意に出る博多弁も 洒落っ気があってなお等身大の彼らが愛おしい。

主役がコーラスかと錯覚させるほど美しいのだけど低音が夜の海みたいに心地良い「闇燦々」、「愛し私」はリズムが動き回るけど言葉ひとつひとつが丁寧で優しくこれまでのyonawoらしさを彷彿とさせるメロウな雰囲気ながら外にベクトルが向けられたのを感じ取る。そして今回 メンバー人気が高そうな(というか慧くん激推し)「sofu」、セッションっぽさが強く英詩と合いまって軽く弾む「The Buzz Cafe」、繰り返す言葉のリズムとジャズ&ロックの混在が正しくyonawoらしい「ごきげんよう さようなら」、「beautiful Day to Die」もUKロックの雰囲気を持っていてイントロがないことも大きく作用している 気がする。1分35秒と短くキラキラした音に耳を取られがちだけどフレーズが新しいことに驚かされる「夢幻」、「夢幻」からの流れがしっくりしすぎていてイントロを繰り返し聞く「恋文」は時間の流れと人間の関わり合いを痛いほど思い出させる。メッセージ性が強いけどあらちゃんイズムであったかい「浪漫」、雄哉くんがミックスした「はっぴいめりいくりすます-at the haruyoshi/Take5」、先行配信時から100回以上は聞いた「哀してる」、「美しい人」は限られた語数で自分と自分の対話を描きyonawoだから出来るやり過ぎてない前向きな音楽ーーー言い出したらキリがない。この曲がいちばんのお気に入り!て言わせてくれないくらい本作も全ての楽曲がかっこよくて堪らなく身体を痺れさせ隙間なく染み渡る。もっと ずっと 繰り返し深く聞き込む。12/2が楽しみで夜しか眠れない。

アヤノちゃんの御御足は今日も愛おしい!

映画や本と違って 音楽ライブはそこから思考を回すというよりも直接脳に響くものかな〜と思っているので手短に。(なっていない と言わないで)

一本のギターと単色の照明 全てのアーティストがこれに適応する訳ではなくてアヤノちゃんだからこそハマるんだろうなあ。当たり前だけど同じ曲でもバンドと弾語りでまるで違う。どちらの色も自分のものにしてしまうアヤノちゃんが最高にかっこいい。すきだ!今日も声がいい。大きく伸びて強くて切ない。音自体が生きているみたいにお客さんのところに飛んでいく イメージ。「祝日」が序盤に出てきたのには少し驚いちゃった。普段歌詞に力を入れて聞くことはあまりないのだけれど個人的に大事なフレーズがあるのでどうも前のめりになってしまいました。始まりから終わりまで今の気持ちにぴったりだった「光の方へ」。感極まって泣くことは殆どないんだけど気付けば涙がボトボト落ちていた(多分ここでとなりのサラリーマンにドン引かれる)。それにしても「追憶」のアカペラよかったなあ。会場全体がうまくいくように願っているみたいで 世界の全てがこの(約)1000人で出来ていたら何でも出来る気がしました。

加えて曲間の吐息も髪を耳にかける仕草も可愛すぎる。「抱擁」の 二十二世紀の のところの声が潤んでいて色っぽかったな。抱きて〜〜!次は武道館のアヤノちゃんに会いに行くよ〜!